境界性
境界例のベースとしての特徴
面倒を見て欲しい!見捨てないで!がベース
・自分は愛されなかったという思いが強い(過去に家族問題)
・集団や友人や恋人から見捨てられることに非常に強い恐怖を感じている
→見捨てられる、無視されたり、特別扱いされない、強い愛情が感じられない時など
・容姿や話などのどこかに強い魅力があり、他の人の関心を惹きつけることで今まで生存
・行動の後に反省するため、罪悪感や羞恥心が非常に強く、さらに不安定になる
「私なんか」「もうどうでもいい」「生きているのが虚しい」
境界例の特徴
When:恋人や親からの拒絶、見捨てられる可能性、失望
→強烈な恐れと不安から行動
↓現実を捻じ曲げ、自分の都合の良いように解釈し、周囲を操作
↓そのために、異常な努力をする(異常な依存性と操作性)
・相手を喜ばせることと、効果的に傷付ける方法を熟知している
・望む行動が起きるまで、攻撃、脅迫
・自暴自棄、性的誘惑、演技、自殺行為、自傷行為
・捨てられるくらいなら、自分で捨てる、自分から離れる
↓
・その後、羞恥心や罪悪感を抱く。自分を悪い人間と考えている。
境界性人格障害だとどんな問題行動をするの?
・リスクの高い行動(物質の濫用、過食、安全でない性行為)(衝動性の高さ)
どのような過去があってそのような行動を行うようになったのか?
・家庭内の役割や規定が曖昧
・家族関係に怒りなどの感情がある
・母親の養育態度の一貫性の欠如や過干渉
・身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、養育者との分離、喪失などという病歴を持っている人が多い
参考
・境界性人格障害患者に対するわが国の最近6年間の文献的研究(2003)